火力発電にタービンはどのように関わっているの?
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2021/05/01
コラム
火力発電にタービンはどう使われているのでしょうか。
詳しく解説していきます。
▼火力発電とタービン
日本の電力は8割以上が火力発電で作られます。
火力発電というと、燃料を燃やすイメージが強いですよね。
実際は火の力で水を沸騰させ、その蒸気によって発電が行われています。
蒸気がタービンに当たることでタービンが回転し、電力が生まれるのです。
タービンが回転した後、蒸気は復水器で水に戻ります。
そしてボイラーに送られて、再び蒸気となってタービンを回す仕組みになっています。
ちなみに蒸気を冷やす復水器は多くの水が必要になるので、海の近くに火力発電所が作られることがほとんどです。
▼火力発電の種類
火力発電には汽力発電・ガスタービン発電・コンバインドサイクル発電の3種類があります。
この中で火力発電所で最も多く採用されているのが汽力発電です。
先ほど説明した蒸気の力を使ってタービンを回し電力を作っています。
ガスタービン発電でタービンを回転させるのは、蒸気の力ではなく燃料を燃やした時に発生する高温の燃料ガスです。
一方コンバインドサイクル発電は、汽力発電とガスタービン発電が組み合わされたものとなります。
比較的新しい火力発電方法であり、発電効率が良いのが特徴です。
さらに他の発電方法に比べ発生する二酸化炭素量も少なく、環境に優しいといった点からも注目されています。
▼まとめ
火力発電は蒸気や燃料ガスでタービンを回転させ、電力を作り出しています。
火力発電の種類には3つありますが、どの方法でもタービンは欠かせない装置になります。